須磨寺「お大師さん」巡礼のすすめ

2026-05-20

地域情報

【連載:第1回】五月の風に誘われて。

須磨寺「お大師さん」巡礼のすすめ

〜源平の史跡と大師の慈悲に触れる、特別な二日間〜

新緑が目に眩しい、美しい季節となりました。

神戸・須磨の街が一年で最も「祈り」と「活気」に包まれる日。それが、毎月20日・21日に行われる大本山 須磨寺の「お大師さん(弘法大師御縁日)」です。特に5月は、5月17日の神戸まつりの熱狂の後に訪れる、しっとりと心落ち着く大切な行事となります。

今回は2回にわたる特別企画の第1回として、須磨寺の知られざる魅力と、お大師さんの日ならではの歩き方をご紹介します。

⛰️ 須磨寺(福祥寺)という場所

正式名称を「上野山 福祥寺(じょうぜんさん ふくしょうじ)」と呼ぶ須磨寺は、平安時代の初めから続く古刹です。源平合戦の舞台としても知られ、平敦盛遺愛の笛「小枝(さえだ)」や、弁慶の鐘など、歴史ファンにはたまらない寺宝が数多く眠っています。

しかし、須磨寺の魅力は歴史だけではありません。境内を歩けば、どこかユーモラスな「わらべじぞう」や、ボタンを押すと動く「一絃琴(いちげんきん)」の仕掛けなど、「訪れる人を飽きさせない、遊び心あふれる懐の深さ」を感じることができるのです。

5月20日・21日の「お大師さん」とは?

弘法大師(空海)の命日にちなんで行われるこの縁日は、地元では親しみを込めて「お大師さん」と呼ばれています。5月のこの二日間、須磨寺周辺は普段の静寂とは一変し、驚くほどの活気に満ち溢れます。

1. 参道を彩る「露店」の温もり

山陽電車「須磨寺駅」からお寺へと続く参道には、たくさんの露店が並びます。懐かしい綿菓子や焼きそばの香りに混じって、地元の方々が並ぶ和菓子屋さんの「厄除け饅頭」など、この日だけの特別な風景が広がります。

2. 護摩焚き(ごまだき)の迫力

お大師さんの日のハイライトは、本堂や護摩堂で行われる祈祷です。立ち昇る炎と響き渡る読経の声。5月の爽やかな風の中に、どこか背筋が伸びるような厳かな空気が流れます。日頃の悩みや迷いを、大師の知恵の炎で焼き尽くしていただく――そんな贅沢な自分へのご褒美はいかがでしょうか。

5月のお参りポイント:

5月は境内の「青もみじ」が最も美しい季節です。本堂裏の庭園や、三重塔周辺の新緑は、まるで目に飛び込んでくるような鮮やかさ。参拝の合間にふと見上げる緑が、何よりの癒やしになります。

まずは「身を置く」ことから

須磨寺のお大師さんは、誰にでも開かれた場所です。難しい作法を知らなくても大丈夫。「ちょっといい風に当たりに行こう」「美味しいものを食べに行こう」そんな気軽な気持ちで、弘法大師様とのご縁を結びに行きませんか?

第1回はここまで。次回は、「須磨寺の隠れた名スポット・面白いお地蔵さん巡り」と、参拝後にぜひ立ち寄りたいグルメ情報をお届けします!

【参拝のご案内】

■ 日時: 2026年5月20日(水)・21日(木)
■ 場所: 大本山 須磨寺(福祥寺)
■ アクセス: 山陽電車「須磨寺駅」より北へ徒歩約5分、JR「須磨駅」より北へ徒歩約12分
※駐車場は大変混雑するため、公共交通機関での来場がおすすめです。

© 2026 須磨・神戸 魅力を歩くブロガー. Produced by Gemini Blogger.

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